インスリンと糖尿病の関係について現役管理栄養士が解説(前編)

注射器とクスリ瓶

皆さんこんにちは!                          
神楽坂・飯田橋・南青山・表参道のパーソナルジムQUALITASの管理栄養士兼エステティシャンの野澤です。

早くも2月ですね立春も迎え早く春になって暖かくなれ〜っていつも感じます🌸
観光地ではたくさんの外国人も見るようになってきて以前の日常が少しずつ戻ってきている気もし

す。
いいことですね😊

観光地で外国人を見かけるとやはり日本人に比べて太っている人が多いな〜って印象です。
(本当に失礼ですいません。)

でもそれには理由があるんですよ👀

今回は日本人が痩せ型が多い理由や肥満に大きく影響する「インスリン」や肥満になるとこわ〜い「糖尿病」について記事を書いたのでご覧ください!

インスリンについて

注射器とクスリ瓶

皆さんは「インスリン」ってご存知ですか?

インスリンとは、簡単に説明すると「すい臓」で作られるホルモンです。

糖分を含む食べ物は消化酵素によってブドウ糖に分解され、小腸から血液中に吸収されます。
食べたものによって血液中のブドウ糖が増えると、すい臓からインスリンが分泌され、インスリンの働きによりブドウ糖は筋肉などへ送り込まれ、エネルギーとして利用されるようになっています。

要するにインスリンには、血糖値を調整する働きがあるんです。
そして人間の生命活動には欠かせない役割となっているんですよ!👀

しかし…
近年ではそのインスリンがうまく働かない人が増えてきたとか!?

日本人のインスリンが効かなくなってきた

少したるんだ中年男性のウエスト

厚生労働省が2012年に実施した調査によると、糖尿病患者とその予備軍が合わせて約2050万人にのぼり、40歳以上に限ると約10人に1人が糖尿病と推計されています。

糖尿病の予備軍は、糖尿病とは診断されないものの、血糖値が正常より高く、早朝の空腹時血糖値が110~125㎎/などの基準にあてはまる人を言います。

日本だけでなく世界中で糖尿病が増えていることから、世界保健機関(WHO)は強い危機感を示していて国際的な取り組みをおこなっているのだとか!

糖尿病は人種によって発症の仕組みが大きく異なる!

十人十色・多種多様・老若男女

「糖尿病は肥満している人がなる病気」と思っている人が多いのではないでしょうか?
確かに、アフリカ系の人、次いで欧米白人にはこの傾向が強く見られます。

肥満の程度をあらわす国際的な尺度、体格指数(BMI)で見てみましょう。
BMIは体重(㎏)を身長(m)の2乗で割って算出し、25未満を普通体重と判定します。

すると、米国白人の糖尿病患者はBMIが平均30以上の肥満体であるのに対し、日本人患者のBMIは、糖尿病でない人よりわずかに高いものの普通体重におさまっています。
日本人は少しおなかが出る程度でも危険信号なのです⚠️

また、欧米白人と日本人は、糖尿病の発生と大きくかかわるインスリンの分泌量も違います。
これを説明する前に、糖尿病とはどんな病気なのか簡単に説明します!

▼糖尿病とは?

糖尿病はその名のとおり、発症すると血液中のブドウ糖が増えて尿にブドウ糖が漏れ出します。
古代ギリシャ人は糖尿病患者の尿をなめて、甘いことに気がつきました。
糖尿病の学名”DiabetesMellitus”は「蜜のように甘い尿が大量に流れ出る」という意味です。
そのため日本でも明治時代には蜜尿病と呼ぶこともあったそうです。

さて、食事をすると、食物に含まれる炭水化物が分解されてブドウ糖になり、腸で吸収されて血液に入ります。
このブドウ糖を細胞に取り込んでエネルギーに変えるにはインスリンの作用が欠かせません。

①膵臓から分泌するインスリンはブドウ糖を全身の細胞から取り込ませてエネルギー源として利用できるようにする。
②また余ったブドウ糖を筋肉や肝臓に蓄えるのでインスリンが作用すると血糖値が下がる。

血液中のブドウ糖の濃度、すなわち血糖値が上がると、膵臓からインスリンが分泌されます。
膵臓は胃の後ろに少し隠れた位置にあって、長さが15㎝、幅が3㎝くらい。

ここから分泌されるインスリンは、全身の細胞に働きかけてブドウ糖を取り込ませるとともに、
余分なブドウ糖をグリコーゲンという物質に変えて、筋肉や肝臓にたくわえてくれます。

このようにインスリンがブドウ糖をすみやかに処理するおかげで、食後に上昇した血糖値も数時間後には食事する前の水準まで下がります。
そして私たちはブドウ糖からエネルギーを作り出し、元気に活動することができるのです!

糖尿病〜インスリンの効き目が悪くなると、どうなる?〜

血糖測定器と患者の手

ブドウ糖が血液の中にたまったまま細胞に入っていかなくなるので、まず血糖値が上がります。
そしてエネルギーを作り出せないため、疲れやすくなって、食べているのに空腹を感じます。

★これが糖尿病の始まりです。

さらに進行すると、のどが異常にかわいたり、尿の量が増えたりすることもあります。
これは水を大量に飲むことで血液を薄めて、ブドウ糖の濃度を下げようとする自然の反応です。
じつは、人間にとって最も大切なエネルギー源であるブドウ糖も、高濃度になると体にとって有害なのです!

体内の蛋白質を変性させ、このとき作られる物質が血管や内臓を傷つけます。
とくに、目の奥にある網膜と、腎臓を流れる細い血管が障害されると、失明や腎不全などの深刻な合併症が起こります。
膵臓の機能も損なわれ、次第にインスリンを十分分泌できなくなる悪循環におちいります。

また、糖尿病では、予備軍の段階から、「大腸がん」「肝臓がん」「膵臓がん」などの発症率が上がりますが、これも、高濃度のブドウ糖と増加したインスリンが、遺伝子変異をを招くからと考えられています!

【まとめ】

今回はここまで!
インスリンの説明と糖尿病について解説しました!

日本人と欧米人でここまで差が出るなんて驚きですね🫢
食の欧米化が進み日常にはジャンキーな食べ物で溢れかえっていますが、今一度自分達の食生活を見直しましょう!

このまま続けたら大変なことになりますよ…

さて次回は今回の続き!
インスリンについて!次回はもっと深掘りして最新の研究結果なども紹介したいと思います。
ダイエットや食事のご相談ならQUALITASの管理栄養士兼、エステティシャンである私野澤がいつでも相談に乗りますので、お気軽にパーソナルジムQUALITASにお問合せください!

それでは次回の記事でもお会いしましょう!
ありがとうございました!

この記事の監修者】 
QUALITASエステティシャン 野澤祥

【保有資格】
 管理栄養士

【経歴】
学生時代、国家資格である管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。都内のヘルスケアIT企業に就職後、食事指導のできるエステティシャンとして年間800人以上を担当し、5店舗を束ねる責任者となるが、「一層お客様に寄り添ったエステをしたい」という想いから独立し、QUALITASに参画する。

【神楽坂・飯田橋・南青山・表参道のパーソナルジムQUALITAS】

神楽坂・飯田橋・南青山・表参道エリアのパーソナルジムQUALITASは、「2ヶ月で人は変われる」をCONCEPTに、店舗では「パーソナルトレーニング」 「痩身エステ(ハイパーナイフ)」 を組み合わせた独自のサービスを、店舗の外では「低脂質宅配食」と「オンライン食事指導」を組み合わせたサービスでお客様のボディメイクを徹底サポートいたします。

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