【女性の特徴】女性はお腹周りに脂肪がつきやすい!?

ストレッチをする女性

皆さんこんにちは!
神楽坂・飯田橋・南青山・表参道のパーソナルジムQUALITAS代表トレーナーの岡田です。

本日は女性特有の身体の疑問について記事を書いていこうと思います!

【女性は男性に比べてお腹に脂肪が付きにくいのはなぜ?】

内臓脂肪が男性に付きやすいのに対して、女性は生まれたときから皮下脂肪が多いということはご存じでしたか?

しかし女性は年齢を重ねるにつれて内臓脂肪が付いていくことも長年の研究でわかってきています。
ここで気になるのは、なぜ男女で違いがあるのでしょうか。
この鍵を握るのが女性ホルモンです。

女性ホルモンであるエストロゲンには内臓脂肪の分解を促して、皮下脂肪に変える作用があるのです。
すごい能力ですよね!

エストロゲンには、この他にも、血管を広げて血圧を下げたり、
悪玉コレステロールの増加をおさえて動脈硬化を防いだりする働きがあります。

そのため、閉経前の女性でメタボの項目に引っかかる人は、同年代の男性とくらべると少ししかいません。
そんな女性も、閉経をむかえて女性ホルモンが減少すると内臓脂肪が増えていくのは先に見た通りです。
なかでも子宮や卵巣の周囲に蓄積しやすいという指摘があります。

もともと女性は、子宮と卵巣を守るために下腹部の皮下脂肪が厚くなっていますが、おなかの中に内臓脂肪も付くことで、下腹部がいっそうふっくらしてきます。
それでも同年代の男性とくらべると内臓脂肪全体の量は少なく、生活習慣病になる人の割合も低いままです。

糖尿病の予備軍にはなっても本物の糖尿病まではなかなか進まず、発症率は男性の半分くらいにとどまります。

高血圧も同じで、閉経をむかえると発症率が上がりますが、それでも男性を追い抜くことはありません。

このように女性ホルモンは皮下脂肪を増やし、内臓脂肪を付きにくくして、生活習慣病を遠ざけてくれる女性の強い味方なんですね。

【皮下脂肪で女性ホルモンを作れる?】

「女性ホルモンは皮下脂肪を増やし、内臓脂肪を付きにくくして、生活習慣病を遠ざけてくれる女性の強い味方」と言いましたが、実は、それだけではありません。

なんと皮下脂肪には、女性ホルモンの前段階にあたる物質を女性ホルモンに変える働きがあるのです。
なんとびっくり!皮下脂肪で女性ホルモンを作れるということです!

閉経を過ぎると、卵巣は女性ホルモンをほとんど作らなくなりますが、女性はもともと皮下脂肪が多いため、体内での女性ホルモンの産生は続きます。

しかし、そんな女性の体から女性ホルモンが消えてしまうことがあります。
その原因でもっとも多いのが無理なダイエットです。

皮下脂肪が女性ホルモンを作るには、皮下脂肪の細胞に中性脂肪が十分溜まっている必要があります。
ところが、ダイエットをやり過ぎて体のエネルギーが不足すると、脂肪細胞にたくわえられていた中性脂肪が分解されて血液中に出ていきます。

こうなると脂肪細胞がしぼんでしまい、女性ホルモンを作れなくなるのです。

また、体重の大きな減少は生存にかかわる非常事態なので、
体を守るための変化がいくつもあらわれます。
卵巣での女性ホルモンの合成を促すホルモンが減少するのもその一つで、
その結果、卵巣からの女性ホルモンの分泌も減ってしまいます。
脂肪は少なければ少ないほどよいわけではありません。
体にとって大切な仕事をしていることを忘れないでください。

【脂肪の増加が生理不順や不妊を招く】

生理不順や不妊の原因はさまざまです。
「食生活の乱れ」「ストレス」「睡眠不足」「無理なダイエット」に加え、実は「脂肪の蓄積」によるものが少なくありません。

以前は、皮下脂肪が増えると生理不順や不妊が起きやすくなると考えられていました。
皮下脂肪でも女性ホルモンが作られるため、皮下脂肪が増加すると女性ホルモンの産生が高まりますが、女性ホルモンは多ければ多いほどよいわけではなく、増え過ぎるとホルモンのバランスが乱れて生理不順を招きます。

また、おもに皮下脂肪から分泌される善玉物質「レプチン」も関係しています。
レプチンは肥満を防ぐだけでなく、生殖機能ともかかわっています。
皮下脂肪が付いてレプチンの分泌が多くなり過ぎると、これまた生殖機能が逆に障害されてしまいます。

最近になって、内臓脂肪の増加も生理不順や不妊の大きな原因になることがわかってきました。
ここにも例のインスリンが登場します。

内臓脂肪が分泌する悪玉物質のせいでインスリンの効き目が悪くなるため、
脳が膵臓に指示を出してインスリンの分泌を増やします。

ところが、高い濃度のインスリンには、卵巣の働きを悪化させ、排卵障害と卵の質の低下を招く作用があるのです。

こうなると生理の周期が乱れ、せっかく妊娠しても流産しやすくなります。

これまでの研究から、BMIが24を超えると、不妊や、妊娠中に異常が起きる確率が高くなるとされています。

BMIが25以上で肥満ですから、妊娠を考えるなら、できるだけ普通体重に近づけておきたいところです。

肥満が原因の不妊であれば、減量することで妊娠できる可能性がグンっと上がるんですね!

【脂肪の増加が乳がんを招く】

続いては乳がんです。
有名人が続けて乳がんを発症したことで大きな注目を集めました。
日本では乳がんになる女性が増えており、1990年代後半に胃がんを抜いて、
女性が発症するがんの第1位になっているんですよ。
乳がんは脂肪の蓄積と関係が深く、日本人は年齢にかかわらず、肥満になると乳がんの発症率が上がります。
米国で行われた調査によると、BMIが1ポイント増えるごとに、
乳がんの発症率が4パーセントずつ上昇するそうです。
乳がんの発症には二つのホルモンが大きな影響を与えます。
「女性ホルモン」と「インスリン」です。
思春期に女性ホルモンの分泌が増えるにつれて乳房が発達することからわかるように、乳房の細胞は女性ホルモンの作用を強く受けます。
女性ホルモンは卵巣だけでなく皮下脂肪でも作られるのでしたね。
そのため、皮下脂肪が多いと女性ホルモンの量が増えて、乳がんが発生しやすくなります。
もう一つが、内臓脂肪の蓄積に伴うインスリンの増加です。
内臓脂肪が増えてインスリンの効き目が悪くなると、脳が膵臓からインスリンをたくさん分泌させます。
高い濃度のインスリンによって乳房の細胞が増殖し、アポトーシスが低下します。

これと同時に、内臓脂肪が作る悪玉物質そのものも乳がん細胞を刺激して、
成長を促すことが示されています。
こうして乳がんが発生しますが、内臓脂肪が多い人は、乳がんの悪性度が高くなるという報告があります。
悪性度とは、がんの発育の速さや、周囲の組織への広がりやすさを全体として示す言葉で、悪性度が高いがんは成長が速く、すぐに体内で広がるため、治りにくいのが特徴です。
スリムな人も油断はできません!
男性にとっても、女性にとっても、内臓脂肪はがんの大敵なのです。

この記事の監修者】 
QUALITAS代表トレーナー 岡田啓

【保有資格】
 NSCA-CPT (全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
NASM-PES(全米スポーツ医学協会認定パフォーマンス・エンハンスメント・スペシャリスト)
FMS Level 1&2

【修了過程】
Dynamic Neuromuscular Stabilization パート1&2
PRI Myokinematic Restoration
PRI Pelvis Restoration

【神楽坂・飯田橋・南青山・表参道のパーソナルジムQUALITAS】

神楽坂・飯田橋・南青山・表参道エリアのパーソナルジムQUALITASは、「2ヶ月で人は変われる」をCONCEPTに、店舗では「パーソナルトレーニング」 「痩身エステ(ハイパーナイフ)」 を組み合わせた独自のサービスを、店舗の外では「低脂質宅配食」と「オンライン食事指導」を組み合わせたサービスでお客様のボディメイクを徹底サポートいたします。

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