【健康寿命】ダイエットが寿命を伸ばす理由

朝食にスープを飲む女性(ご飯)

皆さんこんにちは!                          
神楽坂・飯田橋・南青山・表参道のパーソナルジムQUALITAS代表トレーナーの岡田です。

明けましておめでとうございます!😊🎍
お正月はどのように過ごしましたか?

いっぱいおせち料理やお酒を飲んで過ごした方は多いはず。
「今年はダイエット頑張るぞ〜!」と意気込んでいる人もいますよね。

実は、ダイエットをすることで寿命が伸びるかもしれないんです!
今回は、ダイエットが寿命を伸ばす理由についてご説明いたします!

不老不死は人類の夢

「いつまでも若く健康でありたい」これは、人類の切なる願いでありながら、
決してかなわぬ夢でした。

だからこそ不老不死は、おとぎ話や伝説に繰り返し登場してきたわけですね。

中国大陸にあった秦の始皇帝が、東の海に浮かぶ島に不老長寿の薬があると聞き、はるばる使者をつかわして探させたというエピソードは有名ですね。
絶大な権力をふるった皇帝が、ただ一つ手に入れることができなかったのが「不老不死」だったのです。
21世紀のこんにちでも人は死をまぬがれることができません。
「寿命を延ばすことができる」
果たしてそんな嘘のような話があるのでしょうか。
今回は、実際に行われた研究なども参考にしながら、ダイエットや食生活がどのように寿命に影響を及ぼしているのかを見ていきましょう。

「健康寿命を少しでも伸ばしたい!」と思っている方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください!

寿命を伸ばす遺伝子「サーチュイン」

公園でヨガをする日本人女性(木のポーズ)

老化がなぜ起きるのかについても大部分が霧に包まれたままです。
それでも、老化を少しでも遅らせるために世界中の科学者が研究に取り組むなか、この謎を解く手がかりになる発見がありました。

カビの仲間から人間まで広く存在する「サーチュイン」という遺伝子のグループに、寿命をのばす効果があるというのです。

サーチュイン遺伝子をONにするポイント

dna構造画像イメージ

サーチュイン遺伝子は、普段はスイッチがオフの状態になっています。
そのため、この遺伝子に老化をおさえる作用があるとしても、まずは遺伝子のスイッチをオンにしなければなりません。

これに役立つのが「カロリー制限」です。

ラットを使った実験で、摂取カロリーを30パーセントくらい少なくすると寿命が1.5倍近くのびることは昔から知られていました。

人間でいうと120歳くらいになる計算です。

サルを使った実験でも、寿命がのびるかは結論が出ていないものの、高齢になるまで病気にならなかったと報告されています。
いわゆる健康寿命が長くなる可能性があるのです!

しかし、動物実験の結果をそのまま人に当てはめることはできません。
カロリー制限は危険と紙一重です。

人を対象に摂取カロリーを25パーセント減らす実験を行ったところ、サーチュイン遺伝子が作る物質の量が7週間で4~10倍に増えました。
遺伝子のが活発になるのは確かなようです。

ところが、25パーセントのカロリー制限を1年間続けると、骨がもろくなって筋肉が落ち、それによって血糖値が下がりにくくなってしまいました。

仮に寿命がのびても、病気になるのでは意味がありませんね。

「カロリー制限」×「運動」の組み合わせが「長寿の薬」

その後、カロリー制限だけでなく、運動を通じて体重を落としてもサーチュイン遺伝子が活発に働くことが明らかになりました。

摂取カロリーを12.5パーセント減らして、運動でエネルギーを12.5パーセント消費すれば、摂取カロリーだけを25パーセント落とすのと同じ効果があるそうです。

また、運動で減量した場合は骨の強さも筋肉の量もほぼそのまま保たれて、血糖値はむしろ下がりやすくなります。

サーチュイン遺伝子の働きを妨げる習慣

タバコの吸い殻のイメージ

さぁ長寿の薬が目の前にあることが分かりましたが、
長寿の妨げになる行いがあります。
それは「タバコ」「お酒」です。
たま〜に「タバコを吸ってると痩せられる」とか「お酒を飲むと睡眠しやすく」なるとか聞きませんか?
それ、実は本当に良くない習慣になっているんですよ。

「タバコを吸ってると痩せられる」は噓

運動をすると男性ホルモンが増え、痩せやすい体質になるのは以前もお伝えしました。
ですが運動とは逆に、男性ホルモンを減らしてしまうのが「喫煙」です。

日本は男性の喫煙率が高く、徐々に下がってきているといっても、2017年時点で28.2パーセントもあります。

タバコは1本吸うだけで血圧を押し上げるうえに、悪玉コレステロールを動脈の壁にしみ込みやすくし、中性脂肪を増やし、善玉コレステロールを減らすことで動脈硬化を進行させます。

そのうえ男性ホルモンが減少する、中性脂肪のせいで内臓脂肪がたまると、メリットは一つもありません。

また、喫煙は脂肪細胞から分泌される善玉アディポネクチンも減らします。
アディポネクチンにはインスリンの効き目を高め、血圧を下げ、脂肪を燃やす働きがあります。

肥満度が同じ人たちを、
①喫煙する人
②以前吸っていて禁煙した人
③吸ったことがない人

上記の3つのグループに分けて比較したところ、アディポネクチンの量がもっとも多かったのが③の吸ったことがないグループで、もっとも少なかったのが①喫煙グループでした。

この研究では、以前吸っていて禁煙した人にタバコを1本だけ吸ってもらい、
アディポネクチンの濃度がどう変化するかも調べました。
すると、吸ったとたんにアディポネクチンの濃度がストンと20パーセント下がったのです!

アディポネクチンの濃度は年齢を重ねるにつれて低下しますが、
20パーセントの低下は、10歳以上年を取ったことを意味します。
喫煙を続けるとアディポネクチンが慢性的に欠乏するのは明らかです。

「禁煙したら太る」実は逆効果??

タバコを吸いながら運転する男性 

禁煙すると80パーセントの活率で体重が増えるそうです。
その増加は平均2キログラムで、喫煙本数が多かった人ほど増加しやすいという報告があります。

タバコをやめると口さびしくなって、つい何か口に入れてしまうこともあるでしょうが、実際に体重が増える原因はもう少し複雑です。

タバコに含まれるニコチンは脳に働きかけて、食欲をおさえる物質の分泌を増やします。
そのため喫煙者はあまりおなかがすきません。

さらにニコチンには基礎代謝を10パーセントほど上げる作用もあり、
喫煙者を一層太りにくくしています。うらやましい、なんて思ってはいけませんよ!
調べてみると意外なことがわかります。

喫煙者のグループと、吸ったことがないグループをくらべると、
腹囲とBMIが同じでも、喫煙者は内臓脂肪の面積が平均で10平方センチメートル大きく、1日に30本以上吸う人に限ると30平方センチメートルも上回っていました。

喫煙者は一見やせていても、内臓脂肪がしっかりたまっているのです。
禁煙すると食欲をおさえる物質の合成が減り、基礎代謝が下がるので体重が増えやすくなります。

ところが、禁煙後の体の変化を調べた調査によると、禁煙によって体に付くのはおもに皮下脂肪なのです。
そのため、体重が増えても、インスリンの効き目はむしろよくなることがわかっています。

いくら皮下脂肪でも増え過ぎはいけませんから、禁煙したら脂肪の摂取を減らし、食物繊維を摂り、有酸素運動を中心に体を動かす必要があります。
それでも、タバコをやめることで得られる健康効果は、体重増加による問題よりはるかに大きいのです!

寝酒は良くない

続いてはお酒についてお話ししたいと思います。

寝酒がよくないのはご存じですね。
お酒を飲むと体が温まって、そのあと次第に体温が下がります。
このとき脳の緊張がほぐれるために、すっと寝付けるのは確かです。

しかし問題はここから。
飲酒による睡眠は浅いのが特徴的です。
ちょっとしたことで目が覚めますし、疲れも十分に取れません。
体には、朝までトイレに行かずにすむように、眠っているあいだは尿を濃縮して量を減らすしくみが備わっています。

しかし、アルコールはこのしくみをおさえてしまうため、寝酒をすると途中で何度もトイレに起きることになります。

また、お酒を飲んでから寝ると喉が乾くことがありますよね。
これは、アルコールの作用で体内の細胞から水が抜け、体が水分を求めるからです。

そして深刻なのは、寝酒を続けると脳がアルコールに慣れて、寝付くのに必要な飲酒量が増えていくことです!
こうして依存が始まります。
寝酒は非常に危険な習慣なのです。

お酒に手を出さなくても、生活習慣の工夫で状況が改善することがよくあります。
お酒で眠れるのは、体温がいったん上がって再び下がるからですが、
お風呂でぬるめのお湯にゆったりつかって体を温めても、これと同じ効果が得られます。
シャワーは体が温まらないので、寝付きをよくする効果はあまりありません。
また、遅くまでパソコンやスマホ、テレビを観ると脳が興奮して眠りを遠ざけます。
眠る1時間前には消して、部屋の照明を暗めにしましょう。急な要件でスマホを使う場合は、画面の明るさをできるだけ下げてくださいね!

【まとめ】

いかがでしたか?
長寿の薬は意外と身近に潜んでいましたね。
日頃の生活習慣を「食生活」×「運動」で良くすることがが長生きする一番の薬なんですね。

また喫煙、お酒もほどほどに。。。

ダイエットや食事のご相談なら、いつでも相談に乗りますので、お気軽にパーソナルジムQUALITASにお問合せください!

それでは次回の記事でもお会いしましょう!
ありがとうございました!

この記事の監修者】 
QUALITAS代表トレーナー 岡田啓

【保有資格】
 NSCA-CPT (全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
NASM-PES(全米スポーツ医学協会認定パフォーマンス・エンハンスメント・スペシャリスト)
FMS Level 1&2

【修了過程】
Dynamic Neuromuscular Stabilization パート1&2
PRI Myokinematic Restoration
PRI Pelvis Restoration

【神楽坂・飯田橋・南青山・表参道のパーソナルジムQUALITAS】

神楽坂・飯田橋・南青山・表参道エリアのパーソナルジムQUALITASは、「2ヶ月で人は変われる」をCONCEPTに、店舗では「パーソナルトレーニング」 「痩身エステ(ハイパーナイフ)」 を組み合わせた独自のサービスを、店舗の外では「低脂質宅配食」と「オンライン食事指導」を組み合わせたサービスでお客様のボディメイクを徹底サポートいたします。

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