皆さんこんにちは!
神楽坂・飯田橋・南青山・表参道のパーソナルジムQUALITAS代表トレーナーの岡田です。
本日は生憎の雨でしたがいかがお過ごしでしたか?
私は雨だったので外出せず家にこもっておりました…
だけど自炊できるしダイエットのチャンス!チャンス!🔥
🧍♂️ 肥満について徹底解説!

こんにちは!今回のテーマは多くの人が気にしている「肥満」です。
以前の記事でも少し触れましたが、お腹まわりに脂肪がつくことは見た目の問題
だけでなく、実は大きな健康リスクにつながるのです。
しかも、脂肪の蓄積は外見からでは簡単に判断できないのがやっかいなところなんですよね。
🍔 脂肪は誰にでもたまる

脂肪は男性にたまりやすいと言われますが、実際にはスリムに見える人や女性でも油断できません。
特に女性は体温保持やホルモンの働きにより、脂肪がつきやすい体質を持っています。
さらに日本人は欧米人と比べて内臓脂肪がつきやすい傾向があるため、この体質的な弱点が
生活習慣病のリスクを高めてしまうのです🧬。
しかも脂肪は一気に増えるのではなく、毎日の生活の中で少しずつ、ほんの数グラム単位で蓄積していきます。
気づかないうちに、靴ひもを結ぶときにお腹が邪魔になったり、階段を上がるとすぐに息切れしたり
シャツがきつく感じられたりするようになります。
そして「太ったかな?」と思いながらもそのままにしていると
ある日突然「ねえ、太った?」と誰かに指摘されてしまい、言葉が出ないという最悪の事態が訪れるのです😱
🕰️ 昔は小太りが正義だった?

かつて「小太り」が好まれた背景には、食糧の安定供給が限られていた時代の“生存上の利点”が深く関わっています。
食べ物が十分でない時代に体脂肪はエネルギーの貯蔵庫として働き
病気や飢饉への耐性や出産・育児に対する余力を示すシグナルでした。
そのうえ日常的に重労働や肉体労働をこなす生活では、同時に筋肉も発達しやすく
「がっちりした固い肉」が体を支えるバランスの良い体型になっていました。
血色が良く活力に満ちた様子は健康の象徴であり、見た目から「元気そう」「頼りがいがある」と評価されたのです💪✨
ここで重要なのは「太っている=脂肪だけが増えている」わけではない、という点です。筋肉がしっかりある「小太り」は基礎代謝が高く、動ける力や生活機能が保たれやすいのに対して、筋肉量が少なく脂肪が主体になる「ぶよぶよ」は動作が鈍く疲れやすく、代謝やホルモンの面で悪影響を及ぼしやすい。つまり太り方の“質”が健康の鍵を握るわけで、昔の評価はこの質を無意識に見抜いていたとも言えます🧬🔥
さらに脂肪の“付き場所”も違いを生みます。
皮膚の下に柔らかく広がる皮下脂肪は見た目に影響しやすいものの
内臓の周りに溜まる内臓脂肪はホルモンや炎症の変化を通じて生活習慣病に直結しやすいという性質があります。
歴史的な「小太り」は肉体労働と筋肉によって相殺され、内臓脂肪の割合が低いケースが多かった一方
現代の不活動+高カロリー食では筋肉が落ち、内臓脂肪が増えやすくなってしまいます🫀⚠️
時代が進むと生活様式と価値観が大きく変わりました。
工業化や都市化により座り仕事が増え、精製糖や加工食品の普及でエネルギー過剰になりやすくなったこと、さらに
医学や疫学の発展でBMIや心血管リスクが広く認識されるようになったことで「肥満=不健康」というイメージが定着しました。同時にメディアやファッションが示す美的基準も変わり、痩せた体型が理想視されるようになったのです🏭📺
結論として覚えておきたいのは、体重だけで健康を決めつけてはいけないということです。
見た目がふっくらしていても筋力や持久力があり、血液検査や血圧が良好なら問題が少ない場合もありますし
逆に見た目に痩せていても内臓脂肪や代謝の異常が進んでいることもあります。
日常的には筋力トレーニングでたんぱく質をしっかり取り、心肺機能を高める有酸素運動を続けること
そしてウエスト周りや血液検査の数値など“中身”をチェックすることが大事です🏋️♀️🍽️🩺
🧪 医学から見た肥満

医学的に「肥満」とは単に体重が多い状態を指しますが、それ自体がすぐに病気に直結するわけではありません。
日本ではBMI25以上を肥満としていますが、これは脂質異常症や高血圧、高血糖といった
生活習慣病のリスクが統計的に約2倍に上がる境界だからです📊。
しかしBMIが25を超えていても血圧や血糖、脂質の値が正常で、心肺機能や生活習慣に問題がなければ
「健康的に太っている」と考えられる場合もあります💪✨
つまり肥満という言葉は病気のレッテルではなく、リスクを見逃さないための目安にすぎないのです。
ただしここで問題となるのが「肥満症」と呼ばれる状態です。
これはBMI25以上に加え、男性で腹囲85cm以上、女性で90cm以上といった内臓脂肪の蓄積が見られる場合や
脂質異常・高血圧・高血糖といった健康障害が確認されたり、将来的に発症が強く予測されるケースを指します🏥
肥満症は単なる見た目の問題ではなく、れっきとした病気として治療の対象とされ、日本肥満学会の診断基準にも
糖尿病や心臓病、脳梗塞、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群など多くの疾患が関連することが示されています🫀🧠
同じ肥満でも健康状態に大きな違いがあることも分かってきています。
血液検査や心臓・肝臓の働きに異常がなく、代謝機能が保たれている場合は「健康的肥満」と呼ばれる一方で
内臓脂肪が多く炎症や代謝異常が進んでいる場合は「不健康な肥満=肥満症」と診断されます⚖️
つまり数字としてのBMIや体重だけでは判断できず、脂肪がどこについているか
そして体の代謝や機能がどう保たれているかを含めて総合的に評価することが大切なのです。
結局のところ、医学から見た肥満とは「ただ太っているかどうか」ではなく、「その太り方が体にとって安全か危険か」
という質の違いを見極めることに尽きます。
体重や見た目に一喜一憂するよりも、血液データや生活習慣、体の動かしやすさといった
“健康の質”を意識することこそが、肥満を理解し正しく付き合っていくためのカギになるのです🌱
⚕️ 肥満症の診断とリスク

肥満症は単なる太りすぎではなく、医学的にれっきとした病気として扱われています。
日本肥満学会の診断基準によると、肥満症はBMI25以上に加えて脂質異常症や高血圧、高血糖といった
生活習慣病を発症している、あるいはそのリスクが高い状態を指します。
さらに脳梗塞🧠や心臓病❤️、脂肪肝🍺、腰痛🦴、睡眠時無呼吸症候群😴
といった命に関わる重大な病気や生活の質を大きく損なう合併症も肥満症に含まれています。
注目すべきは腹囲が基準値以下であってもBMI25を超えていて肥満が原因と考えられる
健康障害があれば肥満症と診断される点で、つまり一見痩せて見える人でも🫀体の内部では内臓脂肪が蓄積し
深刻な健康リスクを抱えている可能性があるのです。
これはいわゆる「隠れ肥満」と呼ばれる状態で、特に日本人に多いことが研究データでも示されています📊
実際に日本人は欧米人と比べて少しの体重増加でも糖尿病や高血圧のリスクが急激に高まり
BMI25前後から合併症のリスクが顕著に上がると報告されています。
そのため「自分はまだ大丈夫」と思っていても知らないうちに肥満症へと進行しているケースも少なくありません⚠️
肥満症のリスクを理解するうえで大切なのは体重や見た目ではなく、血液検査の数値や内臓脂肪の状態であり
肥満症は健康寿命を縮める危険を持つ疾患であることを認識することです。
だからこそ定期的な健康診断や生活習慣の改善を通じて、自分の状態を把握し、必要であれば医師の指導を受けて早めに対策することが重要だといえるでしょう🏥✨
🏃♀️ 肥満症の治療方法

🏃♀️ 肥満症の治療方法は、まず 生活習慣の改善 が基本となります。
運動療法ではウォーキング🚶♂️やジョギング🏃♀️といった有酸素運動で脂肪燃焼を促すと同時に
筋トレ💪を取り入れることで筋肉量を増やし、基礎代謝を高めることが重要です。
特に筋肉は「代謝のエンジン」と呼ばれるほどエネルギー消費に関わっており
筋肉量が増えることで太りにくい体質へと変えていくことができます。
食事療法では単純にカロリーを減らすだけでは不十分で、栄養バランスを整えることが不可欠です🍎🥦
日本人はどうしても炭水化物中心の食生活になりがちで、白米や麺類🍚🍜の取りすぎが肥満につながるケースも多いため
意識的にたんぱく質(魚🐟・肉🥩・豆腐🫘など)やビタミン、ミネラルをしっかり摂取することが推奨されます。
さらに食物繊維を多く含む野菜や海藻類を積極的に取り入れることで
腸内環境を整え血糖値の急上昇を抑える効果も期待できます。
こうした生活改善だけでは難しい場合には、薬物療法💊が検討されます。
例えばインスリンの効きを改善して血糖値を安定させる薬、脂肪の吸収を抑える薬、食欲を抑制する薬などが使われます。
ただし薬はあくまでサポート的な役割であり、生活習慣の改善と組み合わせて使わないと効果が長続きしないのが現実です⚖️
それでも体重のコントロールが困難で、肥満症による合併症のリスクが高い場合には
「減量手術」が最終手段として検討されます🏥
減量手術には、胃を小さくして食べる量を制限する方法や、小腸の一部をバイパスして栄養吸収を減らす方法などがあり
海外では広く行われてきました。日本でも近年、重度の肥満症患者を対象に実施されるケースが増えています。
これらの手術は過食を防ぐだけでなく、糖尿病や高血圧といった合併症の改善にもつながることが多く
研究データでは術後に生活習慣病のリスクが大幅に低下することが示されています📊
つまり肥満症の治療は「生活習慣の改善 → 薬物療法 → 減量手術」というステップで進められるのが一般的であり
患者の状態や合併症の有無によって最適な方法が選ばれるのです。
重要なのは「ただ体重を落とすこと」ではなく「健康を取り戻すこと」でありそのためには運動🏃♂️、食事🍽️、薬💊、手術🛠️
といった手段を適切に組み合わせて、自分に合った方法で長期的に取り組んでいくことが求められます。
🔪 減量手術とは?

減量手術は「ただお腹を切って胃を小さくする」だけの治療ではなく
食べる量を減らす+体の仕組みを変えることで肥満や生活習慣病を改善する治療です。
日本でよく行われる方法は2つあります。
ひとつは「スリーブ状胃切除術」といって、胃を縦に細長く切って小さくする手術です。
これにより胃の容量が減り、空腹ホルモン(グレリン)も少なくなるので食欲が抑えられやすくなります🍽️。
もうひとつは「胃バイパス術」で、小さな胃袋を作り、小腸の一部をバイパスさせる方法です。
こちらは食べる量を減らすだけでなく、栄養の吸収を減らす効果もあり、特に糖尿病の改善に強い効果があるとされています🫀✨。
効果としては、手術から1〜2年で体重が20%ほど減ることが多く、糖尿病や高血圧の改善も期待できると報告されています📊
ただし、すべての人が同じ効果を得られるわけではなく、糖尿病の重症度や生活習慣によって結果は変わります。
もちろんリスクもあります⚠️
手術後は栄養不足(ビタミンや鉄、カルシウムなど)になりやすいため、サプリメントや食事指導が欠かせません。
さらに「ダンピング症候群(食後に急に具合が悪くなる症状)」や逆流、骨の弱まりなども起こることがあります。
だからこそ、手術後も一生続く栄養管理や医師のフォローが必要になります💊🥦。
つまり、減量手術は「魔法のように痩せる方法」ではなく、命に関わる肥満や合併症から体を守る最後の手段です。
手術で体を変えた後も、生活習慣を整え、食事・運動・栄養管理を続けることが本当に大切なのです🏃♀️✨。
📌 まとめ
肥満は必ずしも不健康を意味するものではなく、BMIが基準を超えていても健康でいられる人もいます。
しかし、肥満症にあたる場合は健康リスクが大きく、治療が必要になります。
大切なのは「見た目のスリムさ」ではなく「体が健康で快適に動けるかどうか」であり
痩せすぎもまた不健康の原因となります⚖️
ダイエットはただ理想の体型を目指すだけではなく、健康や日常生活のパフォーマンスを考えたものであるべきです。
もし放置して肥満症になれば、最終的に胃を小さくする手術が必要になり
美味しいものを心から楽しむことができなくなってしまうかもしれません😭
そうならないためにも、日々の生活の中で少しずつ意識して、悪い肥満を避けることが大切です。
ダイエットや食事のご相談ならQUALITASがいつでも相談に乗りますので、お気軽にお問合せください!
それでは次回の記事でもお会いしましょう!
ありがとうございました!

【この記事の監修者】
QUALITAS代表トレーナー 岡田啓
【保有資格】
NSCA-CPT (全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナー)
NASM-PES(全米スポーツ医学協会認定パフォーマンス・エンハンスメント・スペシャリスト)
FMS Level 1&2
【修了過程】
Dynamic Neuromuscular Stabilization パート1&2
PRI Myokinematic Restoration
PRI Pelvis Restoration
【神楽坂・飯田橋・南青山・表参道のパーソナルジムQUALITAS】
神楽坂・飯田橋・南青山・表参道エリアのパーソナルジムQUALITASは、「2ヶ月で人は変われる」をCONCEPTに、店舗では「パーソナルトレーニング」 「痩身エステ(ハイパーナイフ)」 を組み合わせた独自のサービスを、店舗の外では「低脂質宅配食」と「オンライン食事指導」を組み合わせたサービスでお客様のボディメイクを徹底サポートいたします。
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